更新事務手数料ときいて、更新料のことでしょ、と勘違いする人がいるかもしれません。
この2つは別々のものとなります。
契約更新をする場合、「更新料」や「更新事務手続料(事務手数料)」といったものが発生することがあります。
期間を定めた契約を新たに契約することを「更新」といい、これに伴う手続きに必要な費用を「更新料」といいます。その更新料は貸主に支払います。
更新料とは別に、「更新事務手数料」あるいは「事務手数料」が発生する場合もあります。これは、「更新手続きのために発生した事務に対する手数料」であり、更新料とは別のものです。これを受け取るのは事務を行った不動産会社ということになります。
理論的には、
更新手続きは貸主の仕事であり、
その手続きを不動産会社に依頼し代行してもらったのは貸主であり、貸主が不動産会社に支払うものである、という説明ができます。
但し契約書に更新事務手数料は借主負担となっている場合は、支払いを拒否するのは難しくなってしまいます。
また、更新時1.25ヶ月分などと表記されて契約している場合、この更新時の家賃1ヶ月分に上乗せされた「0.25ヶ月分」が更新事務手数料である可能性もあり、更新事務手数料を認めた上で契約したかもしれないため、もしそうなら支払いを拒否するのは難しくなってしまいます。
契約内容を見て、更新事務手数料って何?更新料が1か月分を超えている?など疑問に思うことがあれば不動産屋さんに確認しましょう。