敷金とは、部屋の貸し借りの際に借主が負うことになる金銭債務（家賃の滞納など）を担保するため、借主が貸主に支払うお金、ということです。
簡単に言うと貸主が借主から預かるお金です。
敷金は使われるのは主に3つになります。
○賃料の不払いや未払いの補てん
○入居中の不注意、または故意で発生した汚損、傷や汚れなどの退去時の修繕負担義務
○事業用の場合はこれら以外に契約書で取り決めた内容
ちなみに、万一賃料未払いなどがあった場合、貸主が未払いに敷金を充当することはできますが、借主から賃貸未払い分は敷金から引いてくださいと主張することは法律で認められておりません。
敷金について借主は敷金返還請求権が認められていますが、敷金返還請求権とは、契約終了後明け渡し後に借主が貸主に対し負担する未払賃料や損害賠償金等の支払、原状回復費用の支払を控除した残額について発生するものであるからです。
そのため上記のような主張は認められていないわけです。